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2024年12月10日
横浜商科大学

租税法2の授業で、鶴見税務署副署長が講演

12月5日(木)に、高津勝特任教授が担当する租税法2の授業で、鶴見税務署の露木正人副署長を講師にお招きし、「税務行政の現状と課題」をテーマに講演していただきました。




講義の内容について

講演では、租税の意義、財政に占める租税の位置付け、わが国の租税の体系などの基本的な事項から、税務行政の組織、特に税務署の仕事内容を丁寧に説明していただきました。

そして、国税庁の使命「納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現する。」を達成するために、内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現という任務を達成すること(国税庁開庁時(昭和24年)に元GHQ内国歳入課長ハロルド?モス氏から送られたことばを借用すれば「正直者には尊敬の的、悪徳者には畏怖の的」となること)だとご説明いただきました。

さらに、経済取引がICT化、国際化、複雑化する中、税務行政における現在の取組や将来に向けた取組(納税者の利便性の向上、課税?徴収事務の効率化?高度化、事業者のデジタルかの促進)を紹介していただきました。

また、ご自身が長く従事された徴収事務に関する話として、滞納された税の徴収のために差し押さえた外国製の高級スポーツカーをインターネット公売し2億円近い価額で売却された話など貴重な話も伺うことができました。



高津先生からのコメント

2024年度の租税法2では、「税制改正」をテーマとして、なぜ、租税法は毎年改正しなければならないのかについて、税法の基本概念からはじめて、現在話題になっている「103万円の壁」とは税法上どのようなことなのかなど、税を身近に感じてもらえるように講義を進めています。

露木副署長のご講演は、日本社会における税務の現状と課題について税務当局がどのように考えているかをお示しいただいたものですが、私たちにとっての税務上の現状と課題でもあります。この講演を通じて私たち一人ひとりが税を真剣に考えていく必要性があると感じて、税務行政や税務に携わってみたいと思っていただけたのならば幸いです。

問い合わせ先
横浜商科大学 商学部 商学科
高津 勝 特任教授(教員紹介へリンク
発信部署
横浜商科大学 IR?情報メディア部 大学広報係
TEL:045-583-9058 / FAX:045-571-3913
pr_office@shodai.ac.jp
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