【内田ゼミ】夏合宿で独立リーグの球団運営の実際を学ぶ　ー高知ファイティングドッグスの本拠地、高知県を訪問ー

商学科教授の内田学先生よりゼミナール合宿についての報告がありましたので、紹介します。

内田ゼミは「マーケティングを能動的に学ぶ」

マーケティング、マーケティング戦略、スポーツマーケティングを研究テーマとしている内田ゼミ。
机上での学習や研究のみならず、実際に企業を訪問し、能動的に知識を得ることを重要視しています。
7月24日（水）から26日（金)にかけて行った夏合宿では、実際に四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスの本拠地である高知県を訪れ、球団運営からそのマーケティング戦略を実際の体験のなかで学びました。

高知ファイティングドッグス株式会社の地域貢献とグローバル戦略　ー同社代表取締代表北古味氏の講演ー

合宿初日、7月24日（水）には、高知ファイティングドッグス株式会社代表取締代表である北古味潤氏の講演をお聴きしました。
高知ファイティングドッグスでは、野球やその他のスポーツの裾野を拡大するために、野球スクール等の運営を行い、幼稚園からスポーツを体験できる試みを積極的に行っています。
また、地域貢献に力を入れている独立リーグの球団は多いのですが、同球団はグローバル戦略にも力を入れており、姉妹都市であるアメリカのフレスノ市と提携したり、韓国企業とタイアップしたりするなかで、プロを目指す選手の育成も行っています。
特に、高知からの移住者が多い、南米のパラグアイとの関係は深く、パラグアイ高知県人会もあります。
このような環境の中で、野球の交流のみならず、それを通して高知県の企業の海外進出のサポートも行っていることは他の独立リーグ球団にはないユニークな特徴であると思います。

講演後は、懇親会が開催されましたが、同時期に新谷信明さんが運営するアメリカのニュージャージー州のリトルリーグ球団、Heat Baseball ROOKIESが同球団を訪問していたため、高知FD、ROOKIES、内田ゼミによる賑やかな会となりました。
思いがけない形での国際交流の場となりましたが、普段から英文ビジネス記事を読んでいるゼミ生たちは、その学びをROOKIESの選手たちとのコミュニケーションで発揮できたようでした。

独立リーグの運営を球場で学ぶ

翌7月25日（木）には、高知ファイテングドッグス（FD）vs香川オリーブガイナーズ（OG）の試合を観戦しました。
この試合では、元阪神タイガースのラファエル?ドリス投手が先発登板していました。
独立リーグの試合を見たことがない学生たちにとって、運営の仕方がNPB（日本プロ野球）やMLB（メジャーリーグ）とどのように異なっているのか、よく理解できた様子でした。