卒業生からのメッセージ

観光マネジメント学科

株式会社萬珍樓

土屋 摩奈さん

2015年 貿易?観光学科卒業

学びを通して身につけた
お客様に対するおもてなしの心

お客様の笑顔が仕事に向かう活力に

心を込めたおもてなしで人に喜んでいただきたいという気持ちから飲食業への就職を希望しました。現在の職場である萬珍樓は、横浜中華街にある明治時代創業の老舗広東料理店です。私はホール業務を担当しており、お客様から注文を受けたり、料理を提供するなど、接客全般を行っています。入社当時は余裕がなく、目の前の業務をこなすことに精一杯でした。しかし、現在は、薬を服用しようとされているお客様がいらっしゃったら、声をかけられる前にお水をお持ちするなど、周りを見渡し、お客様に対して細かい気配りができるようになりました。接客に対してお客様から笑顔でありがとうと言われた時には、この仕事に就いてよかったと心から思えます。振り返ってみると、そうしたおもてなしの心を育んでくれたのは、やはり学生生活での学びと貴重な体験でした。

ゼミナールで身につけた人との接し方

学生時代の一番の思い出は、ゼミで地域振興に取り組んだことです。大学と連携協定を結んでいる群馬県の沼田市を訪ね、聞き取り調査を行いました。ただ話を伺うだけではなく、地元のお祭りに参加して住民の方々との距離を縮めるなど、人との接し方を学ぶことができました。また、調査の結果をまとめて発表する機会もあり、相手に分かりやすく伝える方法を身につけることができました。お店で接客をする際にも、お客様の要望を聞き取ったり、料理について説明する場面があります。そういう時には、ゼミで得た学びが活きていることを実感します。私が学生時代から心掛けているのは、辛い時こそ笑うこと。大学での学びでも仕事でも大変な時はありますが、笑顔でいるだけでポジティブになれます。現在の仕事でも笑顔が素敵な人に与えられるスマイル賞を受賞しました。これからも常に笑顔を欠かさず、お客様に接していきたいと思っています。