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2023年07月20日
横浜商科大学

「マーケティング2」において、晁菘徽さん(NPO 法人 Green Project ACE Program 台日事業開発マネージャー)によるゲスト講演が実施されました。

2023年7月7日(金)、内田教授が担当する「マーケティング2」において、晁菘徽(Chao Sunghui)さん(NPO法人 Green Project ACE Program 台日事業開発部 マネージャー)をゲスト講師にお招きして授業が行われました。

台湾のプロ野球事情

 「CPBL(台湾プロ野球)のマーケティング戦略&同球界選手のセカンドキャリア支援」の演題で、台湾の歴史や日本と台湾の関係からお話しいただきました。晁さんは、CPBL選手のセカンドキャリア支援に加え、野球が上手な台湾の中学生の日本の高校への野球留学支援も行っています。晁さん自身も台湾の中学軟式野球全国大会で優勝し、高知中央高へ留学し、野球部で活躍しました。

 NPB(日本プロ野球)では、平均選手寿命が9年と短いのですが、CPBLではさらに4.71年という短さです。通常は野球を辞めた後のキャリアの方が長く、野球しかしてこなかった選手は、その後のキャリアを築いていくことができませんでした。

自分自身の経験から、セカンドキャリアを支援

 中学で野球に長け、日本の野球強豪校に留学しても、甲子園に出られる可能性は低く、ましてやNPBへ行ける人は本当に一握りです。晁さん自身も国士館大学野球部在籍時、プロ野球選手になることが非常に難しいことを認識し、このまま野球だけをしていてはだめだということに気づき、日本語やマネジメントの勉強を必死にしたとのことです。大学卒業後は、早稲田大学ビジネススクールに入学し、MBAも取得しました。

 そのようなこともあり、日本の高校へ野球留学する台湾人留学生たちへは、日本語と高校の勉強を真剣にするように指導しています。7月14日の高校野球茨城大会では、明秀学学園日立高に留学している台湾人留学生の洪雋熙(こう?じゅんし)外野手(3年)が水戸商戦で3ランホームランを打ち、勝利を決定づけました。

 このように晁さんのされている事業は着々と進展しているようです。このような選手たちが、将来、CPBLで活躍し、日本人の野球ファンにCPBLに興味を持ってもらうことももう1つの目標とのことでした。

受講した学生のコメント

?「台湾人と日本人がなぜ仲が良いのか」「台湾人になぜ親日家が多いのか」がわかった。 ?「できない自分を受け入れる」「他の人ができず、自分ができることは何かを考える(他者との差別化)」「やれることはすべてやる」「大きな夢を持つこと」「目標を達成す るシナリオを創ること」の重要性がわかった。 ?成功者の書籍を読んだり、ドキュメンタリーを見ることの重要性がわかった。 ?「知識や経験を増やすことで、決断を下すときの不安を下げることができる」「不安要素をなくすためには不安要素がなくなるまで努力するしかない」ことがわかった。 ?甲子園に出た選手が今はワインづくりをしているのを見て、チャオさんのされている事業の充実度が伝わった。 ?7年間で41人もの留学支援をしているのを聞いて、驚いた。

問い合わせ先
横浜商科大学 商学科
内田 学 教授(教員紹介へリンク
Mail:uchida@shodai.ac.jp
発信部署
横浜商科大学 アドミッション?広報部
TEL:045-583-9043 / FAX:045-583-9053
Mail:yccpublic_r@shodai.ac.jp
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